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2002年9月6日

テクモ株式会社との訴訟について(3)

東京地裁の判決について


株式会社ウエストサイド



 弊社が販売しておりました「お楽しみCD30」および「同31」(同31限定版を除く)が、「デッド オア アライブ 2」に関するテクモ株式会社の翻案権および同一性保持権を侵害するとして、同社から提訴されていた事件につき、東京地方裁判所民事第 47 部(森義之裁判長、内藤裕之裁判官、上田洋幸裁判官)は、平成14年(2002年)8月30日、同一性保持権侵害の存在を認め、弊社に 200 万円の損害賠償を命ずる判決を下しました。 ※損害となっていたのを訂正(2002/9/12)


 東京地裁民事第 47 部では、弊社の主張を理解し、正しい判決を導くことができなかったという事態は、弊社の予想に反するものであり、誠に残念なことであります。つきましては、弊社は控訴をし、東京高等裁判所に正しい判断をしていただくことといたしました。


 なお、最高裁の Webサイトにアップロードされている判決文をお読みになっても弊社の主張は理解しにくいかと思います。弊社の主張の中核を占める部分のひとつについて、東京地裁は、判決文において一切触れないことによって、そのような主張がなされていたということを国民に知らしめることを避けたからです。


 東京地裁民事第 47 部によって「なかったこと」にされた弊社の主張とは、利用者が個人的に楽しむ目的で行った「改変」は同一性保持権侵害にあたらないというものです。これは、弊社が苦し紛れに独自に主張しているものではありません。半田正夫教授や、田村善之教授、岡邦俊弁護士、渡邉修助教授等、著作権法の研究者として高い評価を受けている方々もなされている主張なのです。


 そして、「利用者が個人的に楽しむ目的で行った『改変』は同一性保持権侵害にあたらない」とすれば、ユーザーが、利用者が個人的に楽しむ目的で「改変」を行うために使用するツールを提供する行為も、同一性保持権侵害(またはその幇助)にあたらないことは当然です。したがって、「利用者が個人的に楽しむ目的で行った『改変』は同一性保持権侵害にあたらない」かどうかということは、本件の結論を大きく左右する、重要な争点です。しかし、東京地裁民事第 47 部は、そのような主張が弊社によりなされたという事実すら判決文に記載しないことによって、この点の判断を回避しました。東京高裁には、この点につきご判断をいただききたいと思っています。


 また、弊社が販売したソフトが「女性キャラクターを裸にできるソフト」であるかのような報道がありますが、これは表現が不正確です。弊社ソフトは、各キャラクターについて選択可能なコスチュームの種類数を制御するパラメータ・データを編集し、新たなパラメータ・データにあわせてチェックサム・データを変更することを可能とするものにすぎません。それ以外の変更は、DVD-ROM に対してはもちろん、メモリーカードに対しても一切加えることはできません。「デッド オア アライブ 2」の初期バージョンでは、ユーザーが「かすみ」というキャラクターについてのパラメータデータを「07」とすると、「かすみ」について裸体コスチュームを選択することができ、かつ、戦闘モードにおいて正常にプレイできるようにプログラムが組まれていたにすぎません。ユーザーは、弊社ソフトを使用することによって、元々ソフトに組み込まれている機能を利用できるようになったにすぎないのです。


 弊社といたしましては、本判決が確定して判例として位置づけられてしまうと、「正規にゲームソフトを購入したユーザーが、そのゲームをいろいろな方法でプレイする」という当たり前のことができなくなるのではないかということを非常に危惧しております。そのような事態に至らないように、弊社といたしましても、控訴審では正しい判決が得られるように、全力を尽くす覚悟であります。つきましては、皆様からの暖かいご支援のほどをよろしくお願いいたします。


問い合わせ先

株式会社ウエストサイド
E-Mail:support@westside.co.jp

Tel:06-6433-2272(10:00〜17:00) Fax:06-6436-9591
〒661-0035 兵庫県尼崎市武庫之荘1-11-5

代理人
弁護士 小倉 秀夫
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